2021/09/10
義父の事故の話です、確か３０年ほど前の話だと聞きました。 免許を取るのが遅かった義父ですが５０歳で免許を取り３年ぐらいたった頃の話で千葉に遊びにきて軽い接触事故をおこしたそうです。 事故の規模としては前方不注意で止まり切れなくて相手の車両の後部バンパーに軽く接触するという内容です、俗にいう「かまほり」というものです。 相手は若い女性でやはり免許を取得して日の浅い人だったそうです。 事故後すぐに警察も読んで実況見分しながら相手に確認したところ最初の話では「車は修理をしてくれればよいし体は大丈夫だから」と言うことで話は順調に進んでいたそうですが、相手の親という人物が出てきてから様子が一転したそうです。 相手の親は「新車で買った車なのに事故を起こしてしまってはこれ以上この車に娘を乗せていられない、新しい車で弁償しろ」と言い始めたそうです。いくらこちらに非があるとは言えあまりにも無茶な要求で義父もさすがにそれはと言うことになり話は一気にこじれたそうです。 そして交渉の期間中に昼夜時間を問わずに自宅の電話に無言電話が何度も来たり、相手からの恫喝ともとれる言葉を何度も言われたそうです。まさにたかりでした。 最初からトラブルを感じていた義父は無言電話の時間や回数、相手の電話の内容などをしっかりと記録してそれらの証拠をもって弁護士に相談をしたそうです。 弁護士を間に入れて、慰謝料を出すということで後は「こちらの非は認めるがこれ以上問題をこじらせるなら法廷でしっかりと決着をつける、執拗な嫌がらせもしっかり証拠として取ってある。どうするんだ？」と証拠を突き付けたそうです。 これにはさすがに相手も分が悪いと判断したのでしょう、これ以降特に問題なく終息したそうです。 事故の規模としては本当に軽微でバンパー交換で済むぐらいのものでしたがたちの悪い人に当たってしまいひどい目にあったと言っていました。 事故後、義父は今まで以上に安全運転を心がけるようになったとにこやかに話していました。