2021/09/10
ある日、自動車を運転していたところ隣を走行していた車が激突してきて交通事故に遭遇しました。 自分の車は運転席側がぶつけられ幸いドアの周辺が凹んだ程度で済み、首が少し痛くなった程度で特に後遺症などもありませんでしたが、一歩間違えば大きな怪我を負っていたかもしれないと思うとぞっとします。 お互いに車を降りて話し合った時には相手方からすみませんでしたと言ってきたので、これから真面目な話ができると思っていたのですが、この時点ではこれから起こる問題には気づいていませんでした。 名刺交換や連絡先の交換などを行い、すぐに保険会社にも連絡して後は担当者を通しての話し合いになると確認して別れました。 翌日、保険会社の担当者から電話をもらい、最初はビジネストークで丁寧に話をして頂いたという印象を持ちましたが、その内容は驚くべきものでした。 相手の保険会社との話し合いから、相手は豹変して一方的に私の方が悪いと主張し、こちらに高額な保険金や修理代の要求をして来たと聞かされました。 どう考えても相手が危険な運転をして、こちらは運転席側をぶつけられて身の危険も感じたのに、なぜ一方的にこちらが不当な扱いを受けるのか納得できませんでした。 真摯に説明しても理解してもらえず、怒りが頂点に達した私は今後は弁護士を通すと宣言して電話を切りました。 早速最寄りの弁護士事務所に連絡すると、そのようなケースは良くあること、これまで問題を解決できた実績があり今回のケースも勝てる可能性が非常に高いという説明を受け希望を持てました。 もしもこちらの要求を言って相手が応じなかった場合は訴訟もあり得ると覚悟して、あとは弁護士の先生に任せました。 数日後、先生から電話がかかって来て一連の説明を受けました。 私が主張している相手が先にぶつかって来たことや、最初に相手がすみませんでしたと言ってきて非を認めていたことなどを突きつけ、さらに納得できない場合は訴訟も考えていることを伝えると相手が観念して全てを認めたということでした。 その後、保険金は適正な金額が給付されただけではなく、自動車の修理代と医療費の全額を出してもらえることになりました。 もしも自分だけだったらここまでの交渉を行うことは不可能だったのは間違いなく、誠心誠意対応して頂いた弁護士の先生には感謝してもしきれません。